野辺山電波観測所 太陽多波長フレアデータ解析研究会
NSRO−CDAW'05
セカンド=サーキュラー
当研究会に多数の参加希望をいただきました。ありがとうござ
います。申込みは締め切らせていただきました。参加予定者のみ
なさまは以下の点をご注意ください。
1:解析テーマ
今回のCDAWでは、以下の解析テーマを設定しました。
壱:Over the limb eventにおける高エネルギー粒子の振る舞い
・ヘリオグラフおよびRHESSI/YOHKOHで観測されたOver the
Limb eventを解析し、loop上空にある硬X線ソースの高エネ
ルギー粒子の振る舞いを調べる。また可能なら、フレアに伴う
噴出物中の高エネルギー現象(非熱的粒子、超高温プラズマ)に
ついても調べる。
弐:100keV以上でのδとγを比
・いままで、電波のスペクトラム(100keV以上)から導出される
電子スペクトルと硬X線から導き出される電子スペクトル(100
keV以下)を直接比べることはできなかった。RHESSIの登場に
より、100keV以上の硬X線によるスペクトルが観測されるよう
になったので、電波・硬X線による同じエネルギー領域での
電子スペクトルを直接比較する。
参:光速度に近い速度を持つ電子の伝播
・へリオグラフにより高速度に近い速度を持つ電子の伝播を直
接捕らえることができるようになった(Yokoyama, et al.,2002)。
その後も同様なイベントが野辺山で観測されている。この電
子の伝播の様子を解析(特にスペクトル解析)を行い、磁場
中の電子の伝播の振る舞いを調べる。
これらのテーマの中から、参加したいテーマの第一希望・第二
希望を選択し、以下のフォームで下条まで7月29日(金)まで
お送りください。(チーム編成上の問題により、ご希望に添えな
い可能性があります。ご了承ください。)
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<解析テーマ選択 フォーム>
氏 名:
第1希望:
第2希望:
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2:タイムテーブル
<空き時間はすべて「解析」にあててよい。>
8月22日(月)
<野辺山電波ヘリオグラフ観測棟1F会議室へ集合>
14時30分 はじめに・自己紹介
野辺山太陽電波観測所の計算機概要説明
15時30分 解析チームにわかれて作戦会議
8月23日(火)
10時30分 Kurucker氏によるRHESSI衛星による観測の
Review講演(TBD:1時間程度を予定)
8月24日(水)
終 日 データ解析
8月25日(木)
終 日 データ解析
8月26日(金)
9時 成果報告とまとめ
12時 終了予定
3:計算機アカウントについて
参加希望者の中で、野辺山太陽電波観測所の計算機のアカウ
ントをお持ちでない方は、以下のウェブページにしたがってア
カウント申請をお願いします。
http://solar.nro.nao.ac.jp/computer/account.html
申請書類内の使用目的の項目には、「野辺山 太陽多波長デ
ータ解析研究会 2005に参加するため。」と記入してください。
4:旅費援助について
現在手続き進行中です。詳細は、後ほどお知らせします。
5:研究会ホームページ
研究会のホームページを開設しました。アドレスは、
http://solar.nro.nao.ac.jp/meeting/cdaw05/
です。
SOC:柴崎 清登、増田 智、横山央明、下条圭美、浅井 歩
世話人:下条圭美(責任者:shimojo@nro.nao.ac.jp)
浅井 歩