野辺山偏波計データは、豊川偏波計との統合前の旧フォーマットと 統合後の新フォーマットとがあるが解析プログラムは共通である。 旧フォーマットデータには1、2、3.75、9.4 GHzのデータは含まれていないので これらに関するオプションは無視される。
実際に読む込むには、読み込みたい日付(JST)を指定して
IDL> day='2000-4-23'
IDL> norp_rd_dat,day,mvd,tim,fi,fv,freq CR
または、直接ファイル名を指定して
IDL> file='./pl921102'
IDL> norp_rd_dat,file,mvd,tim,fi,fv,freq CR
とする。freqに観測周波数がGHz単位で
(ここでは7周波数1・2・3.75・9.4・17・35・80GHz)、
timが観測時刻、
fi・fvに放射束密度I成分・V成分(単位SFU)がはいっている。
またmvdは、各データ点が有効・無効をあらわす配列で有効なとき1、
無効なときゼロ。
ある時間区間だけを選びだして読み込むには
IDL> timerange=['1992-11-2 2:00','1992-11-2 4:00'] CR
IDL> norp_rd_dat,day,mvd,tim,fi,fv,freq,timerange=timerange CR
この場合キャリブレーションは必要な区間だけに行われるので読み込みが速くなる。
ある周波数だけ読み込むには以下のようにする。たとえば17GHzだけであれば
IDL> rdfreq=[0,0,0,0,1,0,0] CR
IDL> norp_rd_dat,day,mvd,tim,fi,fv,freq,rdfreq=rdfreq CR
1GHzと9.4GHzとだけであれば
IDL> rdfreq=[1,0,0,1,0,0,0] CR
IDL> norp_rd_dat,day,mvd,tim,fi,fv,freq,rdfreq=rdfreq CR
つまりrdfreqの7つの各要素が順に1・2・3.75・9.4・17・35・80GHz
に対応しており値が1のときに読み込む。