野辺山電波偏波計(NoRP)の運用に対し、日頃より多大なる関心とご支援をいただき、誠にありがとうございます。
今年の11月、皆様からのご支援のおかげで、名古屋大学豊川キャンパスでの運用期間を含め、3.75 GHzにおける太陽マイクロ波モニタリング観測は75周年を迎えます。加えて、35 GHzおよび80 GHzにおけるモニタリング観測も、この冬で42年を超えました。
しかしながら、観測の中断や装置の不具合に関するページ(*1)で報告しております通り、80 GHz受信機は2024年2月より、35 GHz受信機は2025年9月より深刻な問題が発生しております。さらに、本年1月からは35 GHzおよび80 GHz望遠鏡のアンテナ駆動系においても機械的な故障が生じています。その結果、現在35 GHzおよび80 GHzの観測は停止しております。
これらの問題を解決するために継続的な努力を重ねてまいりましたが、現在の状況とNoRP運用に充てられるリソースを慎重に検討した結果、誠に残念ながら、2026年4月をもって35/80 GHzアンテナ(ミリ波アンテナ)の運用終了を決定いたしました。この決定は、NoRP科学運用コンソーシアム内での広範な科学的・技術的議論を経て下されたものです。
また、2027年度末(2028年3月末)をもって、NoRP全体の運用を終了する計画です。それまでの期間、残るNoRPの観測周波数(1, 2, 3.75, 9.4, 17 GHz)による太陽マイクロ波モニタリング観測の運用を継続できるよう努めてまいります。
長年にわたるご支援とご理解に、改めて心より感謝申し上げます。