UV分布とは、観測されるフーリエ成分のフーリエ空間上の分布を示しており、 アンテナの配置で決まります。UV成分の広がり具合が望遠鏡の空間分解能に、 密集度が感度に対応します。
観測より、サイン成分とコサイン成分の2種類のUVマップができます。 これをそのまま逆フーリエ変換しても、太陽像は復元されません。 まず、各アンテナからの信号(位相と利得)の較正を行います。 較正は、T字のアンテナ配列のうち、中心の等間隔に並ん だアンテナからの信号を利用し、太陽自身を較正源として リアルタイムで行います。
ビームパターンは、点状の電波源を観測視野の中心 に置いたときに得られる合成像として得られます。 (具体的にはアンテナ配列で決まるUV分布の各点に 定数をおき、フーリエ変換を行います。) 電波へリオグラフでは、上図のように十字のパターン になります。
Last updated on Sep 22 JST 1999
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