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キャリブレーション済データのXDR(IDL save)ファイル

野辺山太陽電波観測所アーカイブ(第A節参照)に キャリブレーションが済んで XDR ( IDL save )フォーマットになったファイルがいくらか置いてある。 読み込むにはIDLコマンド restoreを使う。 まずはこれらを転送して解析するのをすすめる。 定常観測については時間分解能 1 secのデータが、 重要なイベントについては時間分解能 0.1 secのデータがおいてある。
IDL> file=getenv('NORP_XDR')+'/1999/08/norp19990828_0056.xdr' $<$CR$>$
IDL> restore,file $<$CR$>$
IDL> help $<$CR$>$

DAY             STRING    = '1999-08-28'
FI              FLOAT     = Array[7, 7590]
FIAVG           FLOAT     = Array[7]
FREQ            FLOAT     = Array[7]
FV              FLOAT     = Array[7, 7590]
FVAVG           FLOAT     = Array[7]
MVD             BYTE      = Array[7, 7590]
TIM             STRUCT    = -> ANYTIM2INTS Array[7590]



freqに観測周波数がGHz単位で (ここでは7周波数1・2・3.75・9.4・17・35・80GHz)、 timが観測時刻、 fi fvに放射束密度I(R+L)成分・V(R-L)成分(単位SFU)が、 fiavg fvavgは一日分の静穏時の平均値がはいっている。 また mvdは、各データ点が有効・無効をあらわす配列で有効なとき1、 無効なときゼロ。



Takaaki YOKOYAMA 平成12年10月25日