旧豊川偏波計データは、 1、2、3.75、9.4 GHzのデータが含まれている。
実際に読む込むには、読み込みたい日付(JST)を指定して
IDL> day='1992-11-2'
IDL> tykw_rd_dat,day,mvd,tim,fi,fv,freq CR
とする。 freqに観測周波数がGHz単位で
(ここでは4周波数1・2・3.75・9.4GHz)、
timが観測時刻、
fi・ fvに放射束密度I成分・V成分(単位SFU)がはいっている。
また mvdは、各データ点が有効・無効をあらわす配列で有効なとき1、
無効なときゼロ。
直接ファイル名を指定して
IDL> file='./ty921102.01i' CR ; 1GHz I成分
IDL> file0pa='./ty921102.0pa' CR ; キャリブレーションデータ
IDL> filestt='./ty921102.stt' CR ; ステータスデータ
IDL> tykw_rd_dat,file,file0pa,filestt,mvd,tim,data CR
とすることもできる。この場合は、各周波数のI・V成分のどちらかしか一度に
読めない。また生データのほかにキャリブレーションデータ・
ステータスデータが含まれたファイル名も同時に指定しなければならない。
ある時間区間だけを選びだして読み込むには
IDL> timerange=['1992-11-2 2:00','1992-11-2 4:00'] CR
IDL> tykw_rd_dat,day,mvd,tim,fi,fv,freq,timerange=timerange CR
この場合キャリブレーションは必要な区間だけに行われるので読み込みが速くなる。
ある周波数だけ読み込むには以下のようにする。たとえば2GHzだけであれば
IDL> rdfreq=[0,1,0,0] CR
IDL> tykw_rd_dat,file,mvd,tim,fi,fv,freq,rdfreq=rdfreq CR
1GHzと9GHzとだけであれば
IDL> rdfreq=[1,0,0,1] CR
IDL> tykw_rd_dat,file,mvd,tim,fi,fv,freq,rdfreq=rdfreq CR
つまり rdfreqの4つの各要素が順に1、2、3.75、9.4 GHzに対応しており
値が1のときに読み込む。