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時系列データ

一日の観測が終了するとその日の相関値の時間変化のデータを 収めたファイルが生データから自動作成される。これを元にして 相関値のプロットを描ける。以下がその手順である。 プロットされる量は、 「電波ヘリオグラフの(短い基線長のものをのぞいた) アンテナ対群の信号相関値の平均値」である。 フレアなどの強い電波信号がやってくるとこの相関値も上昇することが わかっているので光度曲線の代用にできる(17GHzで相関値1%ごとに30 SFUぐらい)。 電波放射密度のほんとうの光度曲線を描くためには 各時刻ごとの画像から放射密度を求める必要がある (4.5.6参照)ので たいへんな計算量を要するのに対して相関値は直接観測量なのですぐにもとまる のでこちらで代用することが多い。 また相関値は信号強度にあまりよらないので天候などの影響をうけにくいという 利点もある。 しかし、相関値は最大値1という上限をもっており、実際の電波フラックスが 強くなるとかならずしも光度を反映しなくなることに注意する必要がある。



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