画像合成するためには生データとSZファイルと(付録A.3・A.4)を 国立天文台野辺山データアーカイブ(付録C)から 手元のワークステーションにネットワーク経由で転送するという 前処理が必要になる。以下がその方法である。
注意! 生データは1ファイル(10分観測)あたり約16Mbyteある。 国立天文台野辺山から(ネットワーク的に)遠隔地にある サイトのユーザーは、この節の方法ではなく、 CD-ROMの郵送によりデータ取得することを強く推奨する(付録C)。
(1) 基本 -- 等時間間隔で画像を作るための17GHz生データを転送する場合
例えば、UT 1997年4月20日の1時30分から3時30分まで600秒おきの
17GHzの画像を作るのに必要な生データを転送する場合は
IDL> st_time='1997-04-20 1:30:00' CR
IDL> ed_time='1997-04-20 3:30:00' CR
IDL> interval=600 CR
IDL>
norh_trans,st_time,ed_time,interval CR
(2) 任意時刻の17GHz生データを転送する場合
例えば、UT 1997年4月20日の1時30分・1時40分と4月21日の2時00分の
17GHzの画像を作るのに必要な生データを
転送する場合は
IDL> time=['1997-04-20 1:30:00','1997-04-20 1:40:00'
,' 1997-4-21 2:00:00'] CR
IDL> norh_trans,time CR
(3) 34GHz生データ
34GHzの画像を作るのに必要な生データを転送する場合は
IDL> norh_trans,time,freq=34 CR
(4) イベントモード
イベントモード(50/100msec積分)の画像を作るのに
必要な生データを転送する場合は
IDL> norh_trans,time,/event CR