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: データの解釈 : 具体的なデータ解析の例 : 偏波率分布   目次


スペクトルグラム

図 4: スペクトルグラム(グレースケール)、 $T_{b}^{\rm 17GHz}=1{\rm MK}$の等高線(太線)、 偏波率等高線(細線)
\begin{figure}
\begin{center}
\epsfxsize =10cm
\epsfbox {norh_plot_alpha.eps}\end{center}\end{figure}

17GHzと34GHzとの画像の組合わせから スペクトル分布をもとめることが できる。求まる量は$\alpha$で定義は

\begin{displaymath}
F_{\nu} \propto {\nu}^{\alpha}
\end{displaymath}

である。NoRHは2周波数で測定しているので実際は

\begin{displaymath}
{\alpha} =
{\log{(F_{\nu}^{34{\rm GHz}}/F_{\nu}^{17{\rm GHz}})}
\over
\log{({34{\rm GHz}}/{17{\rm GHz}})}}
\end{displaymath}

としてもとめる。 スペクトル画像は、放射メカニズムを判断したり、 非熱電子のべき指数を測定するのにつかう。
IDL> file='./ipz990828_005642' $<$CR$>$
IDL> norh_rd_img,file,indexz,dataz $<$CR$>$
IDL> fi34=norh_tb2flux(dataz,indexz,/intensity) $<$CR$>$
次に17GHzと34GHz画像とでビームサイズをそろえる。
IDL> norh_convol,indexz,indexa,fi17,indexa_c,fi17_c $<$CR$>$
IDL> norh_convol,indexa,indexz,fi34,indexz_c,fi34_c $<$CR$>$
なおプロシジャ norh_convolは、画像間のビームサイズの違いを 修正する作業をおこなっている。つまり17GHz画像を34GHzビームでたたみこみ、 34GHz画像を17GHz画像でたたみこんでいる。そしてスペクトル画像をもとめる。
IDL> norh_alpha,indexa_c,fi17_c,indexz_c,fi34_c,indexal,alpha,mvda $<$CR$>$
alphaがスペクトルべき指数$\alpha$の分布画像。 mvdaは得られた alphaが有効なピクセルについては1が無効なピクセル (たとえば信号が弱いなどの理由で)についてはゼロがはいっている。 indexal alphaに対応するインデックス。 簡易表示は(図4
IDL> norh_plot_alpha,indexal,alpha,mvda,indexp,pol,mvdp,indexa,dataa $<$CR$>$
他波長と重ね合わせるにはマップ形式に変更するのがよい。
IDL> norh_index2map,indexal,alpha*mvda,mapalpha $<$CR$>$
IDL> plot_map,mapalpha,dmin=-4,dmax=2 $<$CR$>$



Takaaki YOKOYAMA 平成12年10月25日